大学生の食生活の現状と課題
1. はじめに 食育基本法が施行され, 食育の推進によって, 生涯を通しての食生活の充実に向けて普及・啓発が期待されている中, 食生活の多様化・生活様式の変化に伴い, 低年齢での生活習慣病発症が問題となっている1). そこで日常生活における大学生の食生活状況を調査し, 平成16年国民健康・栄養調査結果と比較し, 対象学生の特徴を把握すること, また身体状況と栄養摂取状況の関連について検討したので報告する. 2. 対象と方法 1. 対象 大学生32名(男子8名, 女子24名), 平均年齢20.2歳. 2. 調査期間 平成19年5月. 3. 調査方法 1)自記式食事日誌調査:対象者に記入に関する留...
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Published in | The Journal of Japan Mibyou System Association Vol. 13; no. 2; pp. 282 - 283 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本未病システム学会
2007
Japan Mibyou System Association |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1347-5541 2185-2162 |
DOI | 10.11288/mibyou1998.13.282 |
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Summary: | 1. はじめに 食育基本法が施行され, 食育の推進によって, 生涯を通しての食生活の充実に向けて普及・啓発が期待されている中, 食生活の多様化・生活様式の変化に伴い, 低年齢での生活習慣病発症が問題となっている1). そこで日常生活における大学生の食生活状況を調査し, 平成16年国民健康・栄養調査結果と比較し, 対象学生の特徴を把握すること, また身体状況と栄養摂取状況の関連について検討したので報告する. 2. 対象と方法 1. 対象 大学生32名(男子8名, 女子24名), 平均年齢20.2歳. 2. 調査期間 平成19年5月. 3. 調査方法 1)自記式食事日誌調査:対象者に記入に関する留意点を説明後, 食事日誌を配付し, 1週間後に回収. 2)記録された食事内容から料理データベースを作成し, 栄養計算を実施. 3)推定エネルギー必要量は, 1日の生活時間記録表から算定. 3. 結果 1)身体状況においては, 表1で示したように, 身長では男女とも平成16年国民健康・栄養調査の結果と大きな差はなかった. |
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ISSN: | 1347-5541 2185-2162 |
DOI: | 10.11288/mibyou1998.13.282 |