健診データ改善を意識した企業内健康増進活動報告

「はじめに」厚生労働省では2000年から国レベルでの健康作り施策として, 「健康日本21」を推進している. 企業内においても医療費削減を目的とした, 一次予防としての健康作り活動の積極的な展開が必要不可欠である. 当健保組合に加入している工場において, 健康診断における有所見率の低下を目的とし, 健康イベントや栄養セミナーおよび食のアンケート調査を実施した. 従業員全体の意識や健康レベルの向上を狙いとした活動において, 健診データや食行動にどの程度の改善がみられるか, 検討を行ったので報告する. 「対象および方法」対象者は全従業員57名(男性56名, 女性1名, 平均年齢37.5歳), 期間は...

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Published inThe Journal of Japan Mibyou System Association Vol. 13; no. 1; pp. 125 - 126
Main Authors 野々村, 瑞穂, 谷上, 敏枝, 入谷, 智子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本未病システム学会 2007
Japan Mibyou System Association
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ISSN1347-5541
2185-2162
DOI10.11288/mibyou1998.13.125

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Summary:「はじめに」厚生労働省では2000年から国レベルでの健康作り施策として, 「健康日本21」を推進している. 企業内においても医療費削減を目的とした, 一次予防としての健康作り活動の積極的な展開が必要不可欠である. 当健保組合に加入している工場において, 健康診断における有所見率の低下を目的とし, 健康イベントや栄養セミナーおよび食のアンケート調査を実施した. 従業員全体の意識や健康レベルの向上を狙いとした活動において, 健診データや食行動にどの程度の改善がみられるか, 検討を行ったので報告する. 「対象および方法」対象者は全従業員57名(男性56名, 女性1名, 平均年齢37.5歳), 期間は平成17年12月から平成18年健診までの約半年間. “次回の健診までにドロドロ血を改善しよう!”と掲げ, 健康イベントおよび栄養セミナーへの参加を促した. 健康イベントでは, 採取した血液を視覚的にとらえることで意識づけを行うため, 「位相差顕微鏡による血液チェック」を実施. 1週間後, 血液と食の関係についての理解を深めるため, 「ドロドロ血改善のための栄養セミナー」を開催した(各2回).
ISSN:1347-5541
2185-2162
DOI:10.11288/mibyou1998.13.125