胆膵内視鏡治療の現状と未来

胆膵内視鏡はERCPの開発から始まり,その後ESTの手技が開発され,胆膵内視鏡治療は非常に進歩を遂げた.胆道ドレナージについて,腫瘍などによる閉塞性黄疸に対してplastic stentの改良がなされ,その後メタリックステントの開発が進んだ.EUSの時代となり,腫瘍の生検や消化管を通じて胆管ドレナージ(EUS-BD)ができるようになった.しかし,現在もなおERCP後膵炎は,重大な偶発症であり,我々はERCP後膵炎ガイドラインを作成した....

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Bibliographic Details
Published inTando Vol. 31; no. 1; pp. 31 - 38
Main Author 峯, 徹哉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本胆道学会 2017
Japan Biliary Association
Subjects
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ISSN0914-0077
1883-6879
DOI10.11210/tando.31.31

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Summary:胆膵内視鏡はERCPの開発から始まり,その後ESTの手技が開発され,胆膵内視鏡治療は非常に進歩を遂げた.胆道ドレナージについて,腫瘍などによる閉塞性黄疸に対してplastic stentの改良がなされ,その後メタリックステントの開発が進んだ.EUSの時代となり,腫瘍の生検や消化管を通じて胆管ドレナージ(EUS-BD)ができるようになった.しかし,現在もなおERCP後膵炎は,重大な偶発症であり,我々はERCP後膵炎ガイドラインを作成した.
ISSN:0914-0077
1883-6879
DOI:10.11210/tando.31.31