外部講習会を活用した神経生理分野の臨床検査技師教育

神経生理検査のみならず臨床検査技師をはじめとする医療従事者にとって, 外部講習会は自施設では得られない知識や技術を習得するために重要である。本学会や日本臨床衛生検査技師会など多くの団体が講習会を開催しており, 参加者は数ある講習会の中から, 自らが求める情報を得られる講習会を探し選択している。対面式の講習会が主流であった以前は地域性などの環境要因により, 講習会への参加が困難なことも少なくなかったが, オンライン型講習会やハイブリッド型講習会の普及により講習会の門戸は広がった。新型コロナウイルス感染症の流行により講習会の開催方法が大きく変わった現在, 外部講習会が臨床検査技師教育へ最大限に貢献...

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Published inJapanese Journal of Clinical Neurophysiology Vol. 52; no. 1; pp. 70 - 72
Main Author 小野澤, 裕也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本臨床神経生理学会 01.02.2024
Japanese Society of Clinical Neurophysiology
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ISSN1345-7101
2188-031X
DOI10.11422/jscn.52.70

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Summary:神経生理検査のみならず臨床検査技師をはじめとする医療従事者にとって, 外部講習会は自施設では得られない知識や技術を習得するために重要である。本学会や日本臨床衛生検査技師会など多くの団体が講習会を開催しており, 参加者は数ある講習会の中から, 自らが求める情報を得られる講習会を探し選択している。対面式の講習会が主流であった以前は地域性などの環境要因により, 講習会への参加が困難なことも少なくなかったが, オンライン型講習会やハイブリッド型講習会の普及により講習会の門戸は広がった。新型コロナウイルス感染症の流行により講習会の開催方法が大きく変わった現在, 外部講習会が臨床検査技師教育へ最大限に貢献するために必要なことは何であろうか。本稿では外部講習会の過去から現状までの変遷を考察し, 今後の情報共有などを含めた課題について述べる。
ISSN:1345-7101
2188-031X
DOI:10.11422/jscn.52.70