高齢入院患者におけるサルコペニアの実態調査と栄養，ADL能力および認知機能との関連

• Published in: Rigaku ryoho kagaku Vol. 32; no. 2; pp. 177 - 181
• Main Authors: 平井, 達也, 吉田, 大輔, 島田, 裕之
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: Tokyo 理学療法科学学会 01.01.2017; Japan Science and Technology Agency
• Subjects: Activities of daily living; Cognitive ability; Geriatrics; Sarcopenia; サルコペニア; 日常生活活動能力; 高齢入院患者

〔目的〕本研究の目的は，高齢入院患者におけるサルコペニアの実態調査，サルコペニアと栄養，ADL能力および認知機能との関連を検討することである．〔対象と方法〕高齢入院患者60名（82.8 ± 7.5歳）を対象とし，SMI値からサルコペニア有症群と非有症群を分類した．調査項目は疾患名，入院病棟，入院期間，入院時血液生化学的検査，入院時ならびに調査時（2013年12月）FIM，MMSEとした．〔結果〕サルコペニア有症率の男女差はなく，病棟型別，疾患別の比較では有意差があった．ロジスティック回帰分析では入院時FIMが有意な変数であった．〔結語〕歩行が自立していない高齢入院患者のサルコペニアは入院時のA...