Er:YAG レーザーを用いた歯周祖組織再生療法への応用

現在,歯科領域でも最も困難な再生療法の症例として,3 度の根分岐部病変が存在する.近年,歯科用内視鏡が開発され,分岐部にデンタルミラーを使うことなく,直視で観察しながら治療することが可能となった.この内視鏡にEr:YAG レーザーを併用し,健全なセメント質を温存しながら根面処理が可能であり,より予知性の高い根面組織の再生が可能となった.本術式にて,3 度の分岐部病変の再生療法を行い,良好な結果を得たので報告する....

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Bibliographic Details
Published in日本レーザー医学会誌 Vol. 38; no. 2; pp. 179 - 185
Main Author 吉野, 敏明
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会 15.07.2017
日本レーザー医学会
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ISSN0288-6200
1881-1639
DOI10.2530/jslsm.jslsm-38_0026

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Summary:現在,歯科領域でも最も困難な再生療法の症例として,3 度の根分岐部病変が存在する.近年,歯科用内視鏡が開発され,分岐部にデンタルミラーを使うことなく,直視で観察しながら治療することが可能となった.この内視鏡にEr:YAG レーザーを併用し,健全なセメント質を温存しながら根面処理が可能であり,より予知性の高い根面組織の再生が可能となった.本術式にて,3 度の分岐部病変の再生療法を行い,良好な結果を得たので報告する.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm.jslsm-38_0026