感染皮膚潰瘍に対するPDT

「要旨」近年, 多くの抗生物質に対する細菌の耐性化が深刻な問題となっている. 耐性菌が蔓延する原因として抗生物質の乱用があり, 抗生物質とは異なる機序の細菌感染治療法の開発が求められている. 我々は新たな治療法として光線力学療法(photodynamic therapy: PDT)に着目し研究している. 本総説では, これまでに行ってきた細菌感染皮膚潰瘍に対するPDTについて若干の文献的考察を含め報告する....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本レーザー医学会誌 Vol. 38; no. 4; pp. 471 - 477
Main Authors 粟津, 邦男, 小澤, 俊幸, 片山, 文平, 鶴田, 大輔, 白鳥, 実友, 本多, 典広
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会 2018
日本レーザー医学会
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0288-6200
1881-1639
DOI10.2530/jslsm.jslsm-38_0037

Cover

Loading…
More Information
Summary:「要旨」近年, 多くの抗生物質に対する細菌の耐性化が深刻な問題となっている. 耐性菌が蔓延する原因として抗生物質の乱用があり, 抗生物質とは異なる機序の細菌感染治療法の開発が求められている. 我々は新たな治療法として光線力学療法(photodynamic therapy: PDT)に着目し研究している. 本総説では, これまでに行ってきた細菌感染皮膚潰瘍に対するPDTについて若干の文献的考察を含め報告する.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm.jslsm-38_0037