外国人における良導絡チャートの観察

• Published in: 日本良導絡自律神経学会雑誌 Vol. 46; no. 4; pp. 188 - 193
• Main Author: 後藤, 公哉
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 日本良導絡自律神経学会 2001
• Subjects: 患者; 研修生; 良導絡測定・外国人
• ISSN: 0913-0977; 1884-7595
• DOI: 10.17119/ryodoraku1986.46.188

過去の研究によれば良導絡チャートは疾病によって特異的なパターンがあるという. 人種差においてもこのようなパターンが見られるかを当院を訪れた外国人75例(患者39例, 研修生36名)の良導絡チャートで観察した. 集積項目として, 良導絡チャートの他, 国籍, 性別, 年齢, 職業, 疾患を選択して集積観察をした. 国籍は19カ国に及び地域別では, 北米(アメリカカナダ/28例), 中南米(ブラジルメキシコベネズエラ/4例), オセアニア(オーストラリア/2例), 中東(イスラエルヨルダン/12例), アジア(バングラディシュ韓国中国/9例), ヨーロッパ(ノルウェーイギリスドイッスウェーデンアイルランドギリシャスペインポーランド/20例)であった. 皮膚の色では, 白色は64名, 黄色10名, 黒色1名であった. 性別は女性28例, 男性47例であった. 年齢は20代24例(男14例/女10例), 30代35例(男25例/女10例), 40代11例(男5例/女6例), 50代3例(男1例/女2例), 60代2例(男2例/女0例)で, 最小年齢は23歳, 最高年齢は64歳で, 平均年齢34歳であった.