日本語版The Sport Imagery Ability Questionnaire の作成および信頼性と妥当性の検討

「I 緒言」 自分の身体の動きや競技における目標はイメージによって創られ, アスリートは自分の技能やパフォーマンスについてイメージし, 試合や練習における心理的準備を行っている. Cumming and Williams(2013)は, イメージをアスリートやコーチがパフォーマンスを成功させるために使用する最も普及している心理技法の1つであると述べている. また, メンタルプラクティスやイメージトレーニングのように, イメージは競技スポーツで幅広く利用されている. しかし, イメージはアスリートの内的過程に依存しており, 直接観察することはできない(上村, 2000). したがって, イメージ...

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Bibliographic Details
Published in体育学研究 Vol. 64; no. 1; pp. 119 - 134
Main Authors 相川, 聖, 平山, 浩輔, 高井, 秀明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本体育学会 17.06.2019
日本体育学会
Subjects
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ISSN0484-6710
1881-7718
DOI10.5432/jjpehss.18046

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Summary:「I 緒言」 自分の身体の動きや競技における目標はイメージによって創られ, アスリートは自分の技能やパフォーマンスについてイメージし, 試合や練習における心理的準備を行っている. Cumming and Williams(2013)は, イメージをアスリートやコーチがパフォーマンスを成功させるために使用する最も普及している心理技法の1つであると述べている. また, メンタルプラクティスやイメージトレーニングのように, イメージは競技スポーツで幅広く利用されている. しかし, イメージはアスリートの内的過程に依存しており, 直接観察することはできない(上村, 2000). したがって, イメージを間接的に評価する様々なアプローチによって, イメージの評価基準の明確化やイメージを利用することによる効果の検証を行い, アスリートのパフォーマンス向上に貢献できるイメージの利用方法を明らかにする必要がある.
ISSN:0484-6710
1881-7718
DOI:10.5432/jjpehss.18046