整形外科医が経験した大動脈解離の5例:診断プロセス向上のために

【症例の概要】症例は5例である.年齢は70~85歳(中央値82歳),男性1人女性4人であった.5例中3例は休日時間外受診であり,3例とも当直医が初療にあたった.5例中2例は平日時間内受診であった.2例のうち1例は救急救命科医と一緒に初療にあたった.もう1例の初療医は開業医(整形外科医)であり,当院の整形外科医および救急救命医に引き継いだ.当直医が整形外科医であった1例以外は,初療医が暫定診断を下し整形外科医に引き継いだ.4人の暫定診断名は脊椎圧迫骨折3例と下肢麻痺1例であった.【結語】整形外科医は大動脈解離について学ぶ必要がある....

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 73; no. 1; pp. 131 - 133
Main Author 井上, 三四郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 25.03.2024
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.73.131

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Summary:【症例の概要】症例は5例である.年齢は70~85歳(中央値82歳),男性1人女性4人であった.5例中3例は休日時間外受診であり,3例とも当直医が初療にあたった.5例中2例は平日時間内受診であった.2例のうち1例は救急救命科医と一緒に初療にあたった.もう1例の初療医は開業医(整形外科医)であり,当院の整形外科医および救急救命医に引き継いだ.当直医が整形外科医であった1例以外は,初療医が暫定診断を下し整形外科医に引き継いだ.4人の暫定診断名は脊椎圧迫骨折3例と下肢麻痺1例であった.【結語】整形外科医は大動脈解離について学ぶ必要がある.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.73.131