ヒトの歯のコヒーレント検出イメージング法によるレーザー光 CT 画像計測の研究

筆者らはレーザー光の特性を最もよく活かした光ヘテロダイン検出法に基づくコヒーレント検出イメージング (CDI) 法による光 CT 画像計測を世界で初めて実現し, 引続き, ヒト抜去歯の光学的特性の波長依存性に伴う分光的レーザー光 CT 計測を可視短波長域から近赤外域にわたって試みている. 本研究はその一部として, 可視域の緑色から近赤外域にわたる514.5, 632.8および770nmの3波長を用いて, ヒト抜去歯の内部に注入した光散乱媒質である Intralipid-10%や血液の溶液が光 CT 画像に与える影響について検討を加えた結果を中心に, レーザー光 CT 画像計測の最近の成果につい...

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Published in日本レーザー医学会誌 Vol. 19; no. 1; pp. 1 - 12
Main Authors 榎本, 幹, 稲場, 文男, 小林, 正樹, 武田, 元博, 堀内, 博, 石幡, 浩志, 宇佐, 史
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会 1998
日本レーザー医学会
Subjects
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ISSN0288-6200
1881-1639
DOI10.2530/jslsm1980.19.1_1

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Summary:筆者らはレーザー光の特性を最もよく活かした光ヘテロダイン検出法に基づくコヒーレント検出イメージング (CDI) 法による光 CT 画像計測を世界で初めて実現し, 引続き, ヒト抜去歯の光学的特性の波長依存性に伴う分光的レーザー光 CT 計測を可視短波長域から近赤外域にわたって試みている. 本研究はその一部として, 可視域の緑色から近赤外域にわたる514.5, 632.8および770nmの3波長を用いて, ヒト抜去歯の内部に注入した光散乱媒質である Intralipid-10%や血液の溶液が光 CT 画像に与える影響について検討を加えた結果を中心に, レーザー光 CT 画像計測の最近の成果について報告する.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm1980.19.1_1