運動時の脳磁界反応
自発運動を行うことにより,運動開始より1.5秒くらい前から「運動準備磁界」が記録される。運動開始直前には「運動磁界」,運動直後に「運動誘発脳磁界」の第一成分,第二成分,第三成分が認められる。これらの波形を総合して「運動関連脳磁界」という。運動関連脳磁界の各波形成分の意義については未だ明確でないことが多く,これらの各成分の意義や電流発生源を明確にし,運動制御や運動学習に応用することを我々の研究テーマとしている。本セミナーでは脳磁界反応についての簡単な説明と,今まで行ってきた脳磁図に関する3つの研究を紹介するとともに,脳磁図研究に至るまでの経緯等についても可能なかぎり説明していきたい。...
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Published in | 理学療法科学 Vol. 22; no. 4; pp. 559 - 564 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
理学療法科学学会
2007
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.22.559 |
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Summary: | 自発運動を行うことにより,運動開始より1.5秒くらい前から「運動準備磁界」が記録される。運動開始直前には「運動磁界」,運動直後に「運動誘発脳磁界」の第一成分,第二成分,第三成分が認められる。これらの波形を総合して「運動関連脳磁界」という。運動関連脳磁界の各波形成分の意義については未だ明確でないことが多く,これらの各成分の意義や電流発生源を明確にし,運動制御や運動学習に応用することを我々の研究テーマとしている。本セミナーでは脳磁界反応についての簡単な説明と,今まで行ってきた脳磁図に関する3つの研究を紹介するとともに,脳磁図研究に至るまでの経緯等についても可能なかぎり説明していきたい。 |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.22.559 |