科学的根拠に基づいた血小板製剤の使用ガイドライン
「推奨一覧」「●CQ1 がん・造血器悪性腫瘍の化学療法, 自家造血幹細胞移植, 同種造血幹細胞移植における血小板輸血はどのように行うべきか」がん・造血器悪性腫瘍(急性前骨髄球性白血病を除く)の化学療法, 自家・同種造血幹細胞移植における血小板輸血トリガー値は1万/μlとする(2C). ただし, 患者の状態や医療環境に即し臨機応変に対応する. がん・造血器悪性腫瘍の化学療法, 自家・同種造血幹細胞移植における血小板輸血は予防的に行う(2C). 「●CQ2 造血不全における血小板輸血はどのように行うべきか」造血不全(化学療法・造血幹細胞移植を受けない再生不良性貧血や骨髄異形成症候群など慢性造血不全...
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Published in | 日本輸血細胞治療学会誌 Vol. 63; no. 4; pp. 569 - 584 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
2017
日本輸血・細胞治療学会 |
Subjects | |
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ISSN | 1881-3011 1883-0625 |
DOI | 10.3925/jjtc.63.569 |
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Summary: | 「推奨一覧」「●CQ1 がん・造血器悪性腫瘍の化学療法, 自家造血幹細胞移植, 同種造血幹細胞移植における血小板輸血はどのように行うべきか」がん・造血器悪性腫瘍(急性前骨髄球性白血病を除く)の化学療法, 自家・同種造血幹細胞移植における血小板輸血トリガー値は1万/μlとする(2C). ただし, 患者の状態や医療環境に即し臨機応変に対応する. がん・造血器悪性腫瘍の化学療法, 自家・同種造血幹細胞移植における血小板輸血は予防的に行う(2C). 「●CQ2 造血不全における血小板輸血はどのように行うべきか」造血不全(化学療法・造血幹細胞移植を受けない再生不良性貧血や骨髄異形成症候群など慢性造血不全患者)における血小板輸血トリガー値は5千/μlとする(2D). 「●CQ3 血小板減少を呈する処置・手術における血小板輸血はどのように行うべきか」中心静脈カテーテル挿入: 中心静脈カテーテル挿入前の血小板数2万/μl未満の場合, 挿入前に血小板数2万/μl以上を目指し血小板輸血を行う(2D). |
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ISSN: | 1881-3011 1883-0625 |
DOI: | 10.3925/jjtc.63.569 |