青森県合同輸血療法委員会の活動と役割:輸血に携わる医療職のスキルアップのための戦略
「はじめに」 青森県には, 二つの適正輸血療法を推進する会がある. 一つは, 2000年に青森県健康福祉部が中心となって設立した青森県輸血療法委員会合同会議(以下合同会議)である. この合同会議は, 年1回開催される. 議題は, 県内で輸血を多く扱う医療施設に関するアンケート調査とその解析結果の報告, 各医療施設での問題点や良好点の共有や改善策の議論, 青森県赤十字血液センターからの情報提供等である. 同時に「血液製剤使用適正化に関する講演会」を行い, 適正な輸血医療の啓発活動を行っている. もう一つの会は, 2006年に構成された青森県合同輸血療法委員会(以下合同輸血療法委員会)である. 本...
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Published in | 日本輸血細胞治療学会誌 Vol. 61; no. 1; pp. 14 - 18 |
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Main Authors | , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
2015
日本輸血・細胞治療学会 |
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1881-3011 1883-0625 |
DOI | 10.3925/jjtc.61.14 |
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Summary: | 「はじめに」 青森県には, 二つの適正輸血療法を推進する会がある. 一つは, 2000年に青森県健康福祉部が中心となって設立した青森県輸血療法委員会合同会議(以下合同会議)である. この合同会議は, 年1回開催される. 議題は, 県内で輸血を多く扱う医療施設に関するアンケート調査とその解析結果の報告, 各医療施設での問題点や良好点の共有や改善策の議論, 青森県赤十字血液センターからの情報提供等である. 同時に「血液製剤使用適正化に関する講演会」を行い, 適正な輸血医療の啓発活動を行っている. もう一つの会は, 2006年に構成された青森県合同輸血療法委員会(以下合同輸血療法委員会)である. 本会は, 県内の主要医療機関の輸血責任者, 輸血業務関係担当者(輸血責任医師, 臨床検査技師, 薬剤師等), 青森県赤十字血液センター職員, 青森県健康福祉部で構成され, 数名の世話人と1名の代表世話人によって企画・運営される会である. |
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ISSN: | 1881-3011 1883-0625 |
DOI: | 10.3925/jjtc.61.14 |