ImageJ を用いた個人情報保護のための虹彩のぼかし処理

「はじめに」近年, 情報通信技術が飛躍的に進歩したことにより, 多種多様で膨大なデータ, いわゆるビッグデータの収集・分析が可能となり, 新しい産業やサービスなどの創出に寄与することが期待されている. 一方, 個人情報やプライバシーという概念が広く認識されるようになり, 保護されるべき個人情報が適正に取り扱われることも求められている. このような状況を踏まえ, 平成27年9月3日に「個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律」(以下, 改正個人情報保護法)が成立し, 平成29年5月30日から全面施行された. 今回の改正で...

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Published inEquilibrium Research Vol. 77; no. 6; pp. 566 - 573
Main Author 池田, 卓生
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本めまい平衡医学会 31.12.2018
日本めまい平衡医学会
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ISSN0385-5716
1882-577X
DOI10.3757/jser.77.566

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Summary:「はじめに」近年, 情報通信技術が飛躍的に進歩したことにより, 多種多様で膨大なデータ, いわゆるビッグデータの収集・分析が可能となり, 新しい産業やサービスなどの創出に寄与することが期待されている. 一方, 個人情報やプライバシーという概念が広く認識されるようになり, 保護されるべき個人情報が適正に取り扱われることも求められている. このような状況を踏まえ, 平成27年9月3日に「個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律」(以下, 改正個人情報保護法)が成立し, 平成29年5月30日から全面施行された. 今回の改正では, 個人情報の定義を明確にするため, その情報単体でも個人情報に該当する「個人識別符号」が定義された.
ISSN:0385-5716
1882-577X
DOI:10.3757/jser.77.566