救急隊員の周産期症例対応能力向上を目的とした教育実践報告

背景:救急隊員の多くは周産期症例の対応を困難に感じているが、周産期症例は少なく経験による学習を積みにくい。そこで今回、救急隊員を対象とした周産期症例対応に関する教材を作成し、教育の機会を提供したので報告する。方法:研究参加者は救急隊員で介入群と待機群に割り付けた準実験研究を行った。介入群には作成した教材での学習を依頼した。教材はe-learningとした。調査項目は、知識テスト、技術テスト、症例対応に関する自信の自己評価であった。結果:分析対象者は介入群33名、待機群21名であった。学習機会の提供により知識と状況判断及び対応の自信が向上した。...

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Published in日本シミュレーション医療教育学会雑誌 Vol. 11; pp. 50 - 57
Main Authors 嶋岡, 鋼, 淺田, 義和, 奥平, 寛奈, 荒木田, 美香子, 佐々木, 俊一, 小西, 美樹, 山岸, 絵美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本シミュレーション医療教育学会 2023
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ISSN2187-9281
2436-4452
DOI10.50950/jasehp.2023-11-13

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Summary:背景:救急隊員の多くは周産期症例の対応を困難に感じているが、周産期症例は少なく経験による学習を積みにくい。そこで今回、救急隊員を対象とした周産期症例対応に関する教材を作成し、教育の機会を提供したので報告する。方法:研究参加者は救急隊員で介入群と待機群に割り付けた準実験研究を行った。介入群には作成した教材での学習を依頼した。教材はe-learningとした。調査項目は、知識テスト、技術テスト、症例対応に関する自信の自己評価であった。結果:分析対象者は介入群33名、待機群21名であった。学習機会の提供により知識と状況判断及び対応の自信が向上した。
ISSN:2187-9281
2436-4452
DOI:10.50950/jasehp.2023-11-13