特集:内視鏡医療労働における作業関連筋骨格系障害と人間工学

作業関連筋骨格系障害(WMSDs, work-related musculoskeletal disorders)は,様々な職業において発生する.本リサーチ・イシューは医療労働,とりわけ内視鏡医療労働に焦点を当てる.内視鏡医療労働に関するWMSDsの動向ならびに人間工学対策やガイドラインの整備状況を俯瞰し,人間工学が取り組むべき3つのリサーチ・イシューとしてまとめた:1)内視鏡医療労働に関するWMSDsの適切な把握,2)根拠に基づく人間工学対策の知見の蓄積,3)多様なステークホルダへの対応.それらを推進するためには,各ステークホルダとのパートナーシップを形成し,産学官民協同により展開を図る必要...

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Published in人間工学 Vol. 60; no. 2; pp. 71 - 74
Main Author 榎原, 毅
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本人間工学会 15.04.2024
日本人間工学会
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Summary:作業関連筋骨格系障害(WMSDs, work-related musculoskeletal disorders)は,様々な職業において発生する.本リサーチ・イシューは医療労働,とりわけ内視鏡医療労働に焦点を当てる.内視鏡医療労働に関するWMSDsの動向ならびに人間工学対策やガイドラインの整備状況を俯瞰し,人間工学が取り組むべき3つのリサーチ・イシューとしてまとめた:1)内視鏡医療労働に関するWMSDsの適切な把握,2)根拠に基づく人間工学対策の知見の蓄積,3)多様なステークホルダへの対応.それらを推進するためには,各ステークホルダとのパートナーシップを形成し,産学官民協同により展開を図る必要がある.
ISSN:0549-4974
1884-2844
DOI:10.5100/jje.60.71