松岡論文に対するEditorial Comment

冠攣縮性狭心症は, わが国でその病態の解明が進められてきた疾患である. 欧米と比較して, 日本人で罹患頻度の高いことが国際共同研究で明らかにされている. 日常診療において胸痛発作の鑑別に常に挙げられるものの, 器質的冠動脈病変と異なり, 確定診断は難しい. 本症例では自然発作時の心電図変化と選択的冠動脈造影での冠攣縮誘発試験により冠攣縮性狭心症と診断が確定されている....

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Published inShinzo Vol. 51; no. 5; p. 526
Main Author 七里, 守
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本心臓財団 15.05.2019
日本心臓財団・日本循環器学会
Japan Heart Foundation
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ISSN0586-4488
2186-3016
DOI10.11281/shinzo.51.526

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Summary:冠攣縮性狭心症は, わが国でその病態の解明が進められてきた疾患である. 欧米と比較して, 日本人で罹患頻度の高いことが国際共同研究で明らかにされている. 日常診療において胸痛発作の鑑別に常に挙げられるものの, 器質的冠動脈病変と異なり, 確定診断は難しい. 本症例では自然発作時の心電図変化と選択的冠動脈造影での冠攣縮誘発試験により冠攣縮性狭心症と診断が確定されている.
ISSN:0586-4488
2186-3016
DOI:10.11281/shinzo.51.526