救急放射線技術に関連したoff the job trainingの受講の実態調査

救急診療に携わる診療放射線技師は,患者の突発的な急変や愛護的対応を要する外傷患者の対応を求められるとともに高リスクな状況下で検査を行っている。このような場合,医師や看護師に対応を任せきりにするのではなく診療放射線技師も積極的に介入し協力する必要があると考えるが,各施設の診療体制や診療放射線技師の能力によって対応が異なっているのが現状である。そこで診療放射線技師が高リスクな状況に対応するためのスキル獲得にどのようなoff the job trainingを受講し,どのような効果を得ているかなど,その受講状況を把握するための実態調査を行った。その結果,診療放射線技師を対象とする急変対応や外傷診療に...

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Published in日本臨床救急医学会雑誌 Vol. 18; no. 5; pp. 650 - 657
Main Authors 高橋, 大樹, 坂下, 惠治, 嶋崎, 龍洋, 山田, 尚史, 住田, 知隆, 大保, 勇, 宇内, 大祐, 平井, 国雄, 玉井, 勲
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本臨床救急医学会 2015
日本臨床救急医学会
Subjects
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ISSN1345-0581
2187-9001
DOI10.11240/jsem.18.650

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Summary:救急診療に携わる診療放射線技師は,患者の突発的な急変や愛護的対応を要する外傷患者の対応を求められるとともに高リスクな状況下で検査を行っている。このような場合,医師や看護師に対応を任せきりにするのではなく診療放射線技師も積極的に介入し協力する必要があると考えるが,各施設の診療体制や診療放射線技師の能力によって対応が異なっているのが現状である。そこで診療放射線技師が高リスクな状況に対応するためのスキル獲得にどのようなoff the job trainingを受講し,どのような効果を得ているかなど,その受講状況を把握するための実態調査を行った。その結果,診療放射線技師を対象とする急変対応や外傷診療に特化した教育コースの検討が必要であることが示唆された。
ISSN:1345-0581
2187-9001
DOI:10.11240/jsem.18.650