端座位側方リーチ動作における再現性の検討

〔目的〕本研究の目的は,端座位での側方リーチテストの再現性を検討することである。〔対象〕対象は,若年健常男性7名(平均年齢24.0±3.2歳)とした。〔方法〕右側方への最大リーチ動作を3試行し,リーチ距離および身体の傾斜角度(頭部,肩甲帯,骨盤,下腿)を算出した。4~7日後に同様の測定を再度行った。〔結果〕リーチ距離の級内相関係数(ICC)は,初回0.679,2回目0.858と測定日内の再現性が認められたが,測定日間のICCは0.377と再現性は要再考であった。リーチ距離を比較すると初回よりも2回目のほうが有意に高値を示した。〔結語〕身体の傾斜角度では骨盤が初回と比べ2回目は有意に高値であり,...

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Published in理学療法科学 Vol. 25; no. 2; pp. 181 - 184
Main Authors 森, 健太郎, 横川, 正美, 松村, 純, 洲崎, 俊男, 塩本, 祥子, 三秋, 泰一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2010
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.25.181

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Summary:〔目的〕本研究の目的は,端座位での側方リーチテストの再現性を検討することである。〔対象〕対象は,若年健常男性7名(平均年齢24.0±3.2歳)とした。〔方法〕右側方への最大リーチ動作を3試行し,リーチ距離および身体の傾斜角度(頭部,肩甲帯,骨盤,下腿)を算出した。4~7日後に同様の測定を再度行った。〔結果〕リーチ距離の級内相関係数(ICC)は,初回0.679,2回目0.858と測定日内の再現性が認められたが,測定日間のICCは0.377と再現性は要再考であった。リーチ距離を比較すると初回よりも2回目のほうが有意に高値を示した。〔結語〕身体の傾斜角度では骨盤が初回と比べ2回目は有意に高値であり,リーチ距離の増大には骨盤傾斜の影響が示唆された。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.25.181