地上テレビジョン放送高度化方式の検討

• Published in: 映像情報メディア学会誌 Vol. 74; no. 3; pp. 569 - 578
• Main Authors: 土田, 健一, 斎藤, 恭一, 今村, 浩一郎, 岡野, 正寛, 中戸川, 剛, 大槻, 一博, 竹内, 知明, 青木, 秀一, 白井, 規之, 蔀, 拓也, 朝倉, 慎悟, 宮坂, 宏明, 河村, 侑輝, 山上, 悠喜, 佐藤, 明彦, 永田, 裕靖, 井地口, 朋也, 川島, 祥吾, 村山, 研一, 鈴木, 健児, 水口, 章, 中村, 円香, 中村, 雅弘, 成清, 善一, 佐藤, 信之, 菅, 真紀子, 千葉, 芳之, マイケル, ロックラン, 篠原, 雄二, 高橋, 和幸, 阪井, 塁, 大内, 幹博, 中原, 俊二, 高田, 政幸
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 一般社団法人 映像情報メディア学会 2020
• Subjects: 4K8K; ISDB-T; 地上放送; 階層伝送; 高度化

地上波による4K8K放送の実現に向け，伝送効率が極めて高い地上放送高度化方式を開発した．高度化方式は，既存の地上デジタル放送の伝送方式であるISDB-Tと比較して，同じ伝送条件（単一偏波，所要CN比20 dB）において，伝送容量を60%以上（約10 Mbps）拡大できている．さらに，偏波MIMO技術を用い，伝送容量が大きな伝送パラメータを選択することで，100 Mbpsを超える伝送も可能である．高度化方式に対応した変復調装置，送信装置を開発して，東京地区，名古屋地区にて伝送特性を検証する大規模な野外実験を実施し，高度化方式が地上波による4K8Kを実現できる技術手法の一つであることが確認できた．...