危機の時代に立つ,これからの麻酔科医

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミック,それによる医療現場の逼迫の影響は,麻酔科医を含むあらゆる医師に,基礎研究のみならず臨床研究・公衆衛生学の重要性を再認識させた.従来の医学研究は基礎研究に偏重していたため,今後の麻酔科医には未曾有の危機にも対応できるようなバランスのとれた医学知識を涵養する必要があると考える.本稿は,COVID-19に関連する周術期のトピックに関して,麻酔科医にとって特に重要と考えられる最新の論文とその知見の概要を提示する....

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Bibliographic Details
Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 41; no. 5; pp. 502 - 508
Main Authors 米倉, 寛, 角渕, 浩央, 武田, 親宗
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 15.09.2021
Subjects
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ISSN0285-4945
1349-9149
DOI10.2199/jjsca.41.502

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Summary:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミック,それによる医療現場の逼迫の影響は,麻酔科医を含むあらゆる医師に,基礎研究のみならず臨床研究・公衆衛生学の重要性を再認識させた.従来の医学研究は基礎研究に偏重していたため,今後の麻酔科医には未曾有の危機にも対応できるようなバランスのとれた医学知識を涵養する必要があると考える.本稿は,COVID-19に関連する周術期のトピックに関して,麻酔科医にとって特に重要と考えられる最新の論文とその知見の概要を提示する.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.41.502