医学科3年生を対象とした日勤帯と夜勤帯を経験する看護体験実習:意義と課題

1) 信州大学医学部医学科では,平成16年度から3年次生に対して日勤帯および夜勤帯の看護業務を体験する集中実習(含事前講義,事前レポート,実習,実習後レポート,報告会)を開始した. 2) 実習終了直後の学生へのアンケート調査では,全員が実習内容に満足もしくはほぼ満足と回答し,指導層の看護師からも,将来の良好なチーム医療の担い手を養成する意義を認める意見が多かった. 3) 夜間の安全管理体制確保や患者急変時の学生実習のあり方,指導にあたる看護師の業務負担増による病院機能への影響などは,今後検討と改善を要する....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in医学教育 Vol. 40; no. 2; pp. 141 - 145
Main Authors 櫻井, 晃洋, 古庄, 知己, 福嶋, 義光, 相澤, 徹, 丸山, ひさみ, 伊藤, 寿満子, 多田, 剛, 加藤, 祐美子, 松本, あつ子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医学教育学会 2009
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0386-9644
2185-0453
DOI10.11307/mededjapan.40.141

Cover

More Information
Summary:1) 信州大学医学部医学科では,平成16年度から3年次生に対して日勤帯および夜勤帯の看護業務を体験する集中実習(含事前講義,事前レポート,実習,実習後レポート,報告会)を開始した. 2) 実習終了直後の学生へのアンケート調査では,全員が実習内容に満足もしくはほぼ満足と回答し,指導層の看護師からも,将来の良好なチーム医療の担い手を養成する意義を認める意見が多かった. 3) 夜間の安全管理体制確保や患者急変時の学生実習のあり方,指導にあたる看護師の業務負担増による病院機能への影響などは,今後検討と改善を要する.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan.40.141