NST専従者としての管理栄養士の関わり

2010年の診療報酬改定に伴い栄養サポートチーム加算の算定が可能となり、久留米大学病院でも加算算定に向けて準備を進めてきた。当院では現在、より質の高いNSTを目指すために対象患者の抽出やNSTカンファランス・回診の方法を変更し、今まで以上に幅広い患者に対して適切な栄養療法が実践できるよう院内での変革に取り組んでいるところである。その中で著者は本年4月よりNST専従者として活動を開始したが、まず患者を直接診る主治医に栄養療法の重要性を理解してもらうためには、幅広く医学の知識に精通しエビデンスに基づいた栄養プランの提案ができるよう自己研鑽していかなくてはならないと痛感している。加えて、栄養管理が必...

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Published in静脈経腸栄養 Vol. 25; no. 6; pp. 1183 - 1186
Main Authors 井上, 光鋭, 田中, 粹子, 大塚, 百香, 八木, 実, 田中, 芳明, 高松, むつ子, 小森, 真由美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本静脈経腸栄養学会 2010
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ISSN1344-4980
1881-3623
DOI10.11244/jjspen.25.1183

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Summary:2010年の診療報酬改定に伴い栄養サポートチーム加算の算定が可能となり、久留米大学病院でも加算算定に向けて準備を進めてきた。当院では現在、より質の高いNSTを目指すために対象患者の抽出やNSTカンファランス・回診の方法を変更し、今まで以上に幅広い患者に対して適切な栄養療法が実践できるよう院内での変革に取り組んでいるところである。その中で著者は本年4月よりNST専従者として活動を開始したが、まず患者を直接診る主治医に栄養療法の重要性を理解してもらうためには、幅広く医学の知識に精通しエビデンスに基づいた栄養プランの提案ができるよう自己研鑽していかなくてはならないと痛感している。加えて、栄養管理が必要な全ての患者に対してもれなく適正な栄養療法を実践していくために、主治医、担当看護師、その他のNSTメンバーとうまく連携して円滑にNST活動が行えるようコーディネートすることが肝要と考える。.
ISSN:1344-4980
1881-3623
DOI:10.11244/jjspen.25.1183