超広角レンズを用いたHRA2®での周辺網膜撮影用外部固視標の有用性

• Published in: 日本視能訓練士協会誌 Vol. 45; pp. 179 - 183
• Main Authors: 山本, 素士, 武村, 美智代, 山藤, 満, 大門, 彩香, 加藤, 慶, 今井, 大輔, 横山, 純子, 津崎, こころ, 坂根, 直樹, 喜多, 美穂里
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 公益社団法人 日本視能訓練士協会 2016; 日本視能訓練士協会
• Subjects: フルオレセイン蛍光眼底造影; 周辺網膜; 外部固視標; 糖尿病網膜症; 超広角走査レーザー検眼鏡

【目的】糖尿病網膜症患者における超広角走査レーザー検眼鏡（UWF）を用いたフルオレセイン蛍光眼底造影撮影（FA）の際に、我々が新たに作成した外部固視標を用い、その有用性を検討した。【対象及び方法】我々が作成した外部固視標を用いて周辺部までUWF FA撮影を行った糖尿病網膜症18人36眼における撮影面積と4方向視に要した時間を、口頭で誘導し撮影を行った18人36眼の対照群と比較検討した。外部固視標は、LED光と蓄光テープで作成し、患者の視角40度に設置した。【結果】我々が独自作成した外部固視標を用いて撮影した面積は、平均2661692±453261ピクセルで、対照群の平均2102607±4748...