医療教材用3次元位置計測システムの最適化に関する検討

• Published in: Transactions of Japanese Society for Medical and Biological Engineering Vol. 55Annual; no. 5AM-Abstract; p. 441
• Main Authors: 若生, 直樹, 荒井, 賢一, 鈴木, 和浩, 早坂, 淳一
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 公益社団法人 日本生体医工学会 2017; Japanese Society for Medical and Biological Engineering
• ISSN: 1347-443X; 1881-4379
• DOI: 10.11239/jsmbe.55Annual.441

本報では、生体モデルなどの医療教材向けの高精度な3次元位置計測システムについて報告する。このシステムは、12個の高感度磁気センサ（セイコーNPC製SA3600AP）、3個のFPGA（Field-programmable gate array）による信号処理回路を有する本体部、位置を示す3個のマーカと、マーカの位置を可視化するためのパソコンから構成されている。位置計測の精度および応答性は、約±0.5 mm（計測範囲: 100 mm）、および約0.05秒である。また，本体部は、Bluetoothに対応しておりパソコンとの間をワイヤレス（約10 m）で接続することが可能である。なお、本体部のサイズ、消費電力、およびマーカのサイズは、300 mm×200 mm×30 mm、約24 Wおよび ϕ5 mm ×30 mmである。本システムを用いることによって、医学生の教育的効果の向上が期待される。