特徴的な腹腔鏡所見を呈しFitz-Hugh-Curtis症候群との鑑別を要した結核性腹膜炎の1例
症例は24歳女性.主訴は腹痛,体重減少.血中クラミジア抗体IgG,IgAが陽性でありFitz-Hugh-Curtis症候群が疑われ,腹腔鏡検査を行ったところ,カーテン状線維組織と多数の白色小結節が見られた.採取組織の病理所見が結核性腹膜炎を示唆するものであったため抗結核療法を行ったところ症状改善した.特徴的な腹腔鏡所見を呈した結核性腹膜炎を経験したので報告する....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 96; no. 12; pp. 2801 - 2803 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2007
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.96.2801 |
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Summary: | 症例は24歳女性.主訴は腹痛,体重減少.血中クラミジア抗体IgG,IgAが陽性でありFitz-Hugh-Curtis症候群が疑われ,腹腔鏡検査を行ったところ,カーテン状線維組織と多数の白色小結節が見られた.採取組織の病理所見が結核性腹膜炎を示唆するものであったため抗結核療法を行ったところ症状改善した.特徴的な腹腔鏡所見を呈した結核性腹膜炎を経験したので報告する. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.96.2801 |