眼球運動トレーニングによってバランス能力が向上し転倒が減った協調運動障害の一症例
【はじめに、目的】 転びやすさを主訴に理学療法を開始した協調運動障害の男児に対して、動的バランストレーニングに加えて眼球運動トレーニングを行ったところ、バランス能力が向上し転倒が減った症例を経験したため、経過とともに報告する。 【方法および症例報告】 症例は、地域小学校普通級に通学する6歳2ヶ月の小学1年生の男児である。「転びやすい」、「転んだときに手をつけない」という母の主訴から来院し、協調運動障害と診断され理学療法 (PT)を開始した。運動発達歴は定頸2か月、寝返り6か月、座位 8か月、四つ這い11か月、つかまり立ち1歳1か月、伝い歩き1歳2か月、独歩1歳4か月であった。理学療法開始時点で...
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Published in | The Japanese Journal of Pediatric Physical Therapy Vol. 2; no. Supplement_1; p. 116 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本小児理学療法学会
31.03.2024
Japanese Society of Pediatric Physical Therapy |
Online Access | Get full text |
ISSN | 2758-6456 |
DOI | 10.60187/jjppt.2.Supplement_1_116 |
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Abstract | 【はじめに、目的】 転びやすさを主訴に理学療法を開始した協調運動障害の男児に対して、動的バランストレーニングに加えて眼球運動トレーニングを行ったところ、バランス能力が向上し転倒が減った症例を経験したため、経過とともに報告する。 【方法および症例報告】 症例は、地域小学校普通級に通学する6歳2ヶ月の小学1年生の男児である。「転びやすい」、「転んだときに手をつけない」という母の主訴から来院し、協調運動障害と診断され理学療法 (PT)を開始した。運動発達歴は定頸2か月、寝返り6か月、座位 8か月、四つ這い11か月、つかまり立ち1歳1か月、伝い歩き1歳2か月、独歩1歳4か月であった。理学療法開始時点での片脚立位保持時間は最大10秒であった。全体像として、PTで運動課題を行っている間でも他児やおもちゃに気を取られやすいことや、セラピストが母と話している間にじっと座っていることが困難な様子が見受けられた。父母から、「音読でどこを読んでいるのか分からなくなることがある」、「ショッピングセンターなどを歩いていると周りのものに気を取られて転ぶことが多い」ということが聞かれた。 期間は約6か月間、1回40分、2週間に1回の頻度でPT介入を全 12回行った。介入5回目までは動的バランストレーニング(一本橋、はしごまたぎなど)を行っていたが、転びやすさに変化は聞かれなかった。介入6回目に眼球運動評価を行ったところ、輻輳の困難さと頭部と眼球を独立して動かせない様子や、注視や追視自体は可能だが、途中で目線が別の方向へ向いてしまう様子がみられた。そこで、7回目に眼球運動トレーニングを指導し、ホームプログラムとして家で行ってもらい、トレーニングを行った日をカレンダーに記録してもらった。行ってもらった内容は、眼球を1:左右に動かす、2:斜めに動かす、3:上下に動かす、4:円をえがく、5:寄り目にする、の5項目とした。7回目以降のPTは、40分のうち眼球運動トレーニングを 10~15分行い、残りの時間で動的バランストレーニングを行った。 【結果および経過】 片脚立位保持時時間は、介入7回目10秒、8回目10秒、9回目 31秒、10回目22秒、11回目20秒、12回目(最終)40秒に向上した。眼球運動では、輻輳の困難さに変化はなかったが、上下左 右の方向に頭部と独立して眼球を動かせるようになった。また、眼球運動課題中に、目線が別の方向に向くことが減り、注視や 追視の持続時間が延びた。母からは「転ぶことが減った」との話が聞かれた。 【考察】 今回、症例に眼球運動トレーニングを追加して介入を行ったことで、頭部と眼球の分離運動が可能となり、眼球運動の制御の能力も向上した。頭部と独立して眼球を動かせるようになったことで、眼球を動かしても頭部の位置が安定し、バランス能力が向上したことが考えられる。また、眼球運動は注意機能を評価する指標として用いられている。眼球運動の制御能力が向上したことで、注意機能が向上し転倒の回避に注意を向けることができるようになったことが考えられる。眼球運動トレーニングと動的バランストレーニングの併用はバランス能力の向上と転倒の軽減につながる可能性があることが示唆された。 【倫理的配慮】対象児と対象児の保護者に症例報告の趣旨・個人情報保護について十分に説明し同意を得た。 |
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AbstractList | 【はじめに、目的】 転びやすさを主訴に理学療法を開始した協調運動障害の男児に対して、動的バランストレーニングに加えて眼球運動トレーニングを行ったところ、バランス能力が向上し転倒が減った症例を経験したため、経過とともに報告する。 【方法および症例報告】 症例は、地域小学校普通級に通学する6歳2ヶ月の小学1年生の男児である。「転びやすい」、「転んだときに手をつけない」という母の主訴から来院し、協調運動障害と診断され理学療法 (PT)を開始した。運動発達歴は定頸2か月、寝返り6か月、座位 8か月、四つ這い11か月、つかまり立ち1歳1か月、伝い歩き1歳2か月、独歩1歳4か月であった。理学療法開始時点での片脚立位保持時間は最大10秒であった。全体像として、PTで運動課題を行っている間でも他児やおもちゃに気を取られやすいことや、セラピストが母と話している間にじっと座っていることが困難な様子が見受けられた。父母から、「音読でどこを読んでいるのか分からなくなることがある」、「ショッピングセンターなどを歩いていると周りのものに気を取られて転ぶことが多い」ということが聞かれた。 期間は約6か月間、1回40分、2週間に1回の頻度でPT介入を全 12回行った。介入5回目までは動的バランストレーニング(一本橋、はしごまたぎなど)を行っていたが、転びやすさに変化は聞かれなかった。介入6回目に眼球運動評価を行ったところ、輻輳の困難さと頭部と眼球を独立して動かせない様子や、注視や追視自体は可能だが、途中で目線が別の方向へ向いてしまう様子がみられた。そこで、7回目に眼球運動トレーニングを指導し、ホームプログラムとして家で行ってもらい、トレーニングを行った日をカレンダーに記録してもらった。行ってもらった内容は、眼球を1:左右に動かす、2:斜めに動かす、3:上下に動かす、4:円をえがく、5:寄り目にする、の5項目とした。7回目以降のPTは、40分のうち眼球運動トレーニングを 10~15分行い、残りの時間で動的バランストレーニングを行った。 【結果および経過】 片脚立位保持時時間は、介入7回目10秒、8回目10秒、9回目 31秒、10回目22秒、11回目20秒、12回目(最終)40秒に向上した。眼球運動では、輻輳の困難さに変化はなかったが、上下左 右の方向に頭部と独立して眼球を動かせるようになった。また、眼球運動課題中に、目線が別の方向に向くことが減り、注視や 追視の持続時間が延びた。母からは「転ぶことが減った」との話が聞かれた。 【考察】 今回、症例に眼球運動トレーニングを追加して介入を行ったことで、頭部と眼球の分離運動が可能となり、眼球運動の制御の能力も向上した。頭部と独立して眼球を動かせるようになったことで、眼球を動かしても頭部の位置が安定し、バランス能力が向上したことが考えられる。また、眼球運動は注意機能を評価する指標として用いられている。眼球運動の制御能力が向上したことで、注意機能が向上し転倒の回避に注意を向けることができるようになったことが考えられる。眼球運動トレーニングと動的バランストレーニングの併用はバランス能力の向上と転倒の軽減につながる可能性があることが示唆された。 【倫理的配慮】対象児と対象児の保護者に症例報告の趣旨・個人情報保護について十分に説明し同意を得た。 【はじめに、目的】 転びやすさを主訴に理学療法を開始した協調運動障害の男児に対して、動的バランストレーニングに加えて眼球運動トレーニングを行ったところ、バランス能力が向上し転倒が減った症例を経験したため、経過とともに報告する。 【方法および症例報告】 症例は、地域小学校普通級に通学する6歳2ヶ月の小学1年生の男児である。「転びやすい」、「転んだときに手をつけない」という母の主訴から来院し、協調運動障害と診断され理学療法 (PT)を開始した。運動発達歴は定頸2か月、寝返り6か月、座位 8か月、四つ這い11か月、つかまり立ち1歳1か月、伝い歩き1歳2か月、独歩1歳4か月であった。理学療法開始時点での片脚立位保持時間は最大10秒であった。全体像として、PTで運動課題を行っている間でも他児やおもちゃに気を取られやすいことや、セラピストが母と話している間にじっと座っていることが困難な様子が見受けられた。父母から、「音読でどこを読んでいるのか分からなくなることがある」、「ショッピングセンターなどを歩いていると周りのものに気を取られて転ぶことが多い」ということが聞かれた。 期間は約6か月間、1回40分、2週間に1回の頻度でPT介入を全 12回行った。介入5回目までは動的バランストレーニング(一本橋、はしごまたぎなど)を行っていたが、転びやすさに変化は聞かれなかった。介入6回目に眼球運動評価を行ったところ、輻輳の困難さと頭部と眼球を独立して動かせない様子や、注視や追視自体は可能だが、途中で目線が別の方向へ向いてしまう様子がみられた。そこで、7回目に眼球運動トレーニングを指導し、ホームプログラムとして家で行ってもらい、トレーニングを行った日をカレンダーに記録してもらった。行ってもらった内容は、眼球を1:左右に動かす、2:斜めに動かす、3:上下に動かす、4:円をえがく、5:寄り目にする、の5項目とした。7回目以降のPTは、40分のうち眼球運動トレーニングを 10~15分行い、残りの時間で動的バランストレーニングを行った。 【結果および経過】 片脚立位保持時時間は、介入7回目10秒、8回目10秒、9回目 31秒、10回目22秒、11回目20秒、12回目(最終)40秒に向上した。眼球運動では、輻輳の困難さに変化はなかったが、上下左 右の方向に頭部と独立して眼球を動かせるようになった。また、眼球運動課題中に、目線が別の方向に向くことが減り、注視や 追視の持続時間が延びた。母からは「転ぶことが減った」との話が聞かれた。 【考察】 今回、症例に眼球運動トレーニングを追加して介入を行ったことで、頭部と眼球の分離運動が可能となり、眼球運動の制御の能力も向上した。頭部と独立して眼球を動かせるようになったことで、眼球を動かしても頭部の位置が安定し、バランス能力が向上したことが考えられる。また、眼球運動は注意機能を評価する指標として用いられている。眼球運動の制御能力が向上したことで、注意機能が向上し転倒の回避に注意を向けることができるようになったことが考えられる。眼球運動トレーニングと動的バランストレーニングの併用はバランス能力の向上と転倒の軽減につながる可能性があることが示唆された。 【倫理的配慮】 対象児と対象児の保護者に症例報告の趣旨・個人情報保護について十分に説明し同意を得た。 |
Author | 佐々木, 弘之 多賀, 咲帆 遠藤, 壮馬 |
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Copyright | 2024 一般社団法人日本小児理学療法学会 |
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PublicationTitle | The Japanese Journal of Pediatric Physical Therapy |
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PublicationYear | 2024 |
Publisher | 一般社団法人 日本小児理学療法学会 Japanese Society of Pediatric Physical Therapy |
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