パスによるチーム医療の促進と院内標準化

「はじめに」 当院のパス大会は延べ80回を超えるが, 初期の頃は新規作成パスの紹介やバリアンス分析を行ってきた. 新規パス作成は予防的抗菌剤投与や除毛の廃止等を薬剤部や感染対策委員会の意見をもとに作成してきた. その後, 公開パス大会として各種パスのベンチマーキングを行ってきた. 最近では院内標準化を目的としたパス大会を開いている. このパス大会を利用した院内標準化の取り組みについて報告する. 「取り組みの経緯」 当院では組織横断的な様々なチーム(緩和, 褥瘡, 感染, NST等)が活動している. パス委員会として, この横断的活動をすすめるうえで, 院内標準化のパス作成を推進することにした....

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Published in日本クリニカルパス学会誌 Vol. 16; no. 2; pp. 187 - 190
Main Authors 安東, 立正, 近藤, 理香, 三枝, 典子, 堀江, 健夫, 曽田, 雅之, 月田, 幸枝, 笹原, 啓子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本クリニカルパス学会 10.06.2014
日本クリニカルパス学会
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ISSN2187-6592
2436-1046
DOI10.50842/jjscp.16.2_187

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Summary:「はじめに」 当院のパス大会は延べ80回を超えるが, 初期の頃は新規作成パスの紹介やバリアンス分析を行ってきた. 新規パス作成は予防的抗菌剤投与や除毛の廃止等を薬剤部や感染対策委員会の意見をもとに作成してきた. その後, 公開パス大会として各種パスのベンチマーキングを行ってきた. 最近では院内標準化を目的としたパス大会を開いている. このパス大会を利用した院内標準化の取り組みについて報告する. 「取り組みの経緯」 当院では組織横断的な様々なチーム(緩和, 褥瘡, 感染, NST等)が活動している. パス委員会として, この横断的活動をすすめるうえで, 院内標準化のパス作成を推進することにした. そのため, 院内で標準化したいものがないか, 手順がバラバラで統一化が望ましいものはないかを各チームから意見を聞き, パス委員会内で検討してきた. 要望のあがったものや院内標準化が望ましいものをリストアップし担当部署に標準化を依頼し, パス大会の議題としてとりあげることにした.
ISSN:2187-6592
2436-1046
DOI:10.50842/jjscp.16.2_187