岐阜県東部における各自治体に配備した搬送用保育器を用いた新生児搬送システム

当院では従来,新生児搬送専用救急車を保有し医師同乗での出迎え搬送を行ってきたが,救急車の運用継続が困難となり新生児搬送体制を以下のごとく変更した.関係する自治体にそれぞれ搬送用保育器を配備した上で,産科施設からの情報に基づき児の重症度を判断し,重症例は全例で当科医師が同乗し往復自治体消防救急車(往路:多治見市消防救急車,復路:産科所在地消防救急車)により搬送する.非重症例では,平日日中はタクシーで当科医師が依頼元へ赴き産科所在地の消防救急車により搬送し,夜間・休日では当科医師は赴かず産科スタッフにより消防救急車で当院へ搬送する.運用変更後,搬送所要時間の明らかな増加や重症度誤認,産科スタッフに...

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Published in日本周産期・新生児医学会雑誌 Vol. 56; no. 2; pp. 231 - 235
Main Authors 石田, 敦士, 柘植, 智史, 谷口, 弘晃, 荒川, 武
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本周産期・新生児医学会 2020
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