グライ土の水田転換畑におけるプラウ耕がトウモロコシの根系および倒伏に及ぼす影響

グライ土の水田転換畑におけるトウモロコシの根系および倒伏に対し,プラウ耕とロータリ耕が与える影響を比較検討した.第6葉期までにおいて-3.1 kPa以上の土壌水ポテンシャルの割合はロータリ耕よりプラウ耕で小さい傾向であり,排水性はロータリ耕に比べてプラウ耕で優れる傾向であった.土壌深さ5,10 cmの地温は両耕起法とも同程度で推移した.生育時期別の地上部乾物重および葉面積指数には耕起法による顕著な差はみられず,地上部の生育はロータリ耕とプラウ耕で同程度に推移した.根系について,生育時期別の根長密度および根重密度には耕起法による顕著な差は認められなかったが,乳熟期の土壌深さ0-5 cmの層におい...

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Published in根の研究 Vol. 28; no. 4; pp. 59 - 67
Main Authors 篠遠, 善哉, 松波, 寿典, 大谷, 隆二, 藤竿, 和彦, 丸山, 幸夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 根研究学会 20.12.2019
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