生ごみ資源化法としての段ボールコンポストの評価

段ボール箱を容器として用いる生ごみ堆肥 (段ボールコンポスト) の製造は,家庭でできる生ごみ資源化法として,多くの市民団体や自治体が推奨している。しかし科学的な研究はほとんどない。そこで本研究では,段ボールコンポストの製造過程における温度変化と物質収支を解明し,得られた堆肥の理化学的性状等を測定して品質を評価した。90 日間の堆肥化で 61.6 kg の生ごみと 11.0 kg の米ぬかを投入し,品温は 36.8 ~ 67.1 ℃ (平均 55.3 °C) を維持した。投入した基材 (戻し堆肥),生ごみ,および米ぬかの 66.6 % (湿重) が減容化し,投入全量の 46.2 % (乾重) が...

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Bibliographic Details
Published in廃棄物資源循環学会論文誌 Vol. 31; pp. 179 - 188
Main Authors 上野, 大介, 染谷, 孝, 龍田, 典子, 下田代, 満
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 廃棄物資源循環学会 2020
Subjects
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