ERCP後膵炎ガイドライン2023
「1. 改訂の必要性」診療ガイドラインは新たな知見の出現や医療環境改善などによる進歩に伴った改訂が必要とされる. ERCP(endoscopic retrograde cholagiopancreatography: 内視鏡的逆行性胆管膵管造影)後膵炎診療に対しても, ERCP手技の進歩やERCP後膵炎予防に対する研究の進歩などをはじめとする新たな知見が報告されている. 初版である「ERCP後膵炎ガイドライン2015」が発刊されてから8年が経過し, ERCP後膵炎診療に関しても高田忠敬改訂出版責任者のもとで作成された最新の「急性膵炎診療ガイドライン2021」の内容とも齟齬が生じていた. そこで...
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Published in | 膵臓 Vol. 39; no. 2; pp. 79 - 158 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本膵臓学会
30.04.2024
日本膵臓学会 |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0913-0071 1881-2805 |
DOI | 10.2958/suizo.39.79 |
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Summary: | 「1. 改訂の必要性」診療ガイドラインは新たな知見の出現や医療環境改善などによる進歩に伴った改訂が必要とされる. ERCP(endoscopic retrograde cholagiopancreatography: 内視鏡的逆行性胆管膵管造影)後膵炎診療に対しても, ERCP手技の進歩やERCP後膵炎予防に対する研究の進歩などをはじめとする新たな知見が報告されている. 初版である「ERCP後膵炎ガイドライン2015」が発刊されてから8年が経過し, ERCP後膵炎診療に関しても高田忠敬改訂出版責任者のもとで作成された最新の「急性膵炎診療ガイドライン2021」の内容とも齟齬が生じていた. そこで, 改訂版(第2版)を刊行する必要性により本版の作成に至った. 「2. 本ガイドラインの目的」ERCP後膵炎はERCP後関連手技における最も頻度の高い偶発症であり, その早期診断と効率的かつ適切な対処が必要である. |
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ISSN: | 0913-0071 1881-2805 |
DOI: | 10.2958/suizo.39.79 |