ダブルバルーン小腸内視鏡検査で術前診断し得た小腸GISTの1例

症例は55歳,女性。平成18年10月,下血で近医を受診。下部消化管内視鏡検査で出血源が不明のため当院を紹介された。CT検査で骨盤内に不規則に造影される13×8cmの腫瘤を認めた。小腸内視鏡検査では,中心に潰瘍を伴う粘膜下腫瘍様の隆起を認め,生検でGISTと診断,また,憩室を認めた。平成19年2月14日小腸部分切除,憩室切除術を施行した。術前にダブルバルーン小腸内視鏡で回腸GISTの診断をし得た1例を経験したので報告する。...

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Bibliographic Details
Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 72; no. 2; pp. 90 - 91
Main Authors 山極, 哲也, 大楽, 尚弘, 横山, 顕礼, 島田, 憲宏, 小島, 敏明, 池谷, 伸一, 浅野, 重之, 樋渡, 信夫, 小島, 康弘, 草野, 昌男, 越田, 真介
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 2008
日本消化器内視鏡学会関東支部会
Subjects
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ISSN1348-9844
2187-4999
DOI10.11641/pde.72.2_90

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Summary:症例は55歳,女性。平成18年10月,下血で近医を受診。下部消化管内視鏡検査で出血源が不明のため当院を紹介された。CT検査で骨盤内に不規則に造影される13×8cmの腫瘤を認めた。小腸内視鏡検査では,中心に潰瘍を伴う粘膜下腫瘍様の隆起を認め,生検でGISTと診断,また,憩室を認めた。平成19年2月14日小腸部分切除,憩室切除術を施行した。術前にダブルバルーン小腸内視鏡で回腸GISTの診断をし得た1例を経験したので報告する。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.72.2_90