都市ごみ熱分解速度のC, H, O, 元素組成による表現

都市ごみ熱分解速度を組成の関数として表す試みの一つとして, C, H, O, 元素組成を変数として, 熱分解速度を表現する式を検討した. 都市ごみの内, 半湿式破砕選別機で紙類を分別し, それを76μm以下に微粉砕した試料を用いて, 不活性ガス雰囲気下で熱分解し, 熱分解残渣の元素組成の時間的変化を測定し, ランダム開裂モデルを適用して解析した. その結果, C-H, C-O結合密度の開裂速度を表現する実験的関数を導入すれば, ごみ骨格構造が均一という仮定の下に導いたモデルは, 分解初期を除いて実験結果の傾向をよく表すことができた....

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Published in化学工学論文集 Vol. 9; no. 4; pp. 421 - 426
Main Author 河村, 光隆
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 化学工学会 1983
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Summary:都市ごみ熱分解速度を組成の関数として表す試みの一つとして, C, H, O, 元素組成を変数として, 熱分解速度を表現する式を検討した. 都市ごみの内, 半湿式破砕選別機で紙類を分別し, それを76μm以下に微粉砕した試料を用いて, 不活性ガス雰囲気下で熱分解し, 熱分解残渣の元素組成の時間的変化を測定し, ランダム開裂モデルを適用して解析した. その結果, C-H, C-O結合密度の開裂速度を表現する実験的関数を導入すれば, ごみ骨格構造が均一という仮定の下に導いたモデルは, 分解初期を除いて実験結果の傾向をよく表すことができた.
ISSN:0386-216X
1349-9203
DOI:10.1252/kakoronbunshu.9.421