ツリガネムシを駆動源とするマイクロシステム
ツリガネムシを駆動源とするマイクロシステムの設計と実証を行った.本研究は以下の4ステップで行った.1)ツリガネムシの柄と繊毛のアクチュエータの特性理解,2)生体と人工物を融合する手法の確立,3)生体アクチュエータの制御システムの開発,4)繊毛と柄を駆動源するマイクロミキサとマイクロバルブの提案.1)- 3)については実験的により確認し,4)についてはこれらのデバイスの基本構造を提示した.提案したデバイスはマイクロシステムの新領域を開き,制御可能なバイオマイクロシステムへと展開できる.また細胞とMEMSを組み合わせることで,細胞を利用した自律マイクロシステムが将来可能になる....
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Published in | 生産研究 Vol. 62; no. 3; pp. 205 - 212 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
東京大学生産技術研究所
2010
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0037-105X 1881-2058 |
DOI | 10.11188/seisankenkyu.62.205 |
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Summary: | ツリガネムシを駆動源とするマイクロシステムの設計と実証を行った.本研究は以下の4ステップで行った.1)ツリガネムシの柄と繊毛のアクチュエータの特性理解,2)生体と人工物を融合する手法の確立,3)生体アクチュエータの制御システムの開発,4)繊毛と柄を駆動源するマイクロミキサとマイクロバルブの提案.1)- 3)については実験的により確認し,4)についてはこれらのデバイスの基本構造を提示した.提案したデバイスはマイクロシステムの新領域を開き,制御可能なバイオマイクロシステムへと展開できる.また細胞とMEMSを組み合わせることで,細胞を利用した自律マイクロシステムが将来可能になる. |
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ISSN: | 0037-105X 1881-2058 |
DOI: | 10.11188/seisankenkyu.62.205 |