人狼ゲーム経験による嘘の手がかり信念の差異 大学生,人狼ゲーム愛好者,人狼ゲーム舞台役者の比較
「問題と目的」 DePaulo, Lindsay, Malone, Muhlenbruck, Charlton, & Cooper(2003)は嘘をついたときの言語的・非言語的反応に関する研究をレビューし, 88種類の反応のメタ分析を行った. その結果, 先行研究で扱われていた言語的・非言語的反応の多くは, 嘘をついたときに一貫して生じるというものではなかった. その一方で, われわれは「嘘をついたときに生じやすい反応」が存在すると考えていることも事実である. 例えば和田(1993)は, 女子学生を対象とした調査結果から, 自分自身よりも他者(知人)のほうが嘘をついたときに非言語的行動...
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Published in | パーソナリティ研究 Vol. 24; no. 1; pp. 88 - 90 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本パーソナリティ心理学会
31.07.2015
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Subjects | |
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Summary: | 「問題と目的」 DePaulo, Lindsay, Malone, Muhlenbruck, Charlton, & Cooper(2003)は嘘をついたときの言語的・非言語的反応に関する研究をレビューし, 88種類の反応のメタ分析を行った. その結果, 先行研究で扱われていた言語的・非言語的反応の多くは, 嘘をついたときに一貫して生じるというものではなかった. その一方で, われわれは「嘘をついたときに生じやすい反応」が存在すると考えていることも事実である. 例えば和田(1993)は, 女子学生を対象とした調査結果から, 自分自身よりも他者(知人)のほうが嘘をついたときに非言語的行動に変化が生じやすいと捉えていることを示した. しかし嘘の見破りやすさに関しては, 実際には表情や身体反応といった非言語的行動を手がかりとするより, 声や発言内容を手がかりとしたほうが正確さは高くなるという指摘もある(Zuckerman, Depaulo, & Rosenthal, 1981). |
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ISSN: | 1348-8406 1349-6174 |
DOI: | 10.2132/personality.24.88 |