巨大システムとしてのクライオ電子顕微鏡法の自動化から自働化への展開

クライオ電子顕微鏡を利活用する時代が到来した.単粒子解析法は,原子レベルでの構造解析により構造生物学の柱となってきた.また,電子線トモグラフィー法は,細胞や組織における新しい描像を示しつつある.しかしSN比の低い画像であるが故に,多量の画像を必要とする.そのため,適切なUIに加え,自動撮影と画像処理システムと組み合わせ,画像の質を迅速に評価せねばならない.自動化から自働化へ,創発的な振る舞いが次の時代を興す....

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Published in顕微鏡 Vol. 56; no. 1; pp. 43 - 47
Main Authors 安永, 卓生, 田中, 康太郎, 岩嵜, 彩夏, 塚本, 崇文, 本多, 康久
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本顕微鏡学会 30.04.2021
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ISSN1349-0958
2434-2386
DOI10.11410/kenbikyo.56.1_43

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Summary:クライオ電子顕微鏡を利活用する時代が到来した.単粒子解析法は,原子レベルでの構造解析により構造生物学の柱となってきた.また,電子線トモグラフィー法は,細胞や組織における新しい描像を示しつつある.しかしSN比の低い画像であるが故に,多量の画像を必要とする.そのため,適切なUIに加え,自動撮影と画像処理システムと組み合わせ,画像の質を迅速に評価せねばならない.自動化から自働化へ,創発的な振る舞いが次の時代を興す.
ISSN:1349-0958
2434-2386
DOI:10.11410/kenbikyo.56.1_43