発症初期から経過を観察し得た帯状疱疹の1例

• Published in: 日本口腔粘膜学会雑誌 Vol. 11; no. 2; pp. 65 - 69
• Main Authors: 南雲, 正男, 長野, 真紀, 角田, 左武郎, 日向, あすか, 真鍋, 真人, 栗原, 祐史
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 日本口腔内科学会 2005
• Subjects: アシクロビル; 口腔内水疱; 帯状疱疹
• ISSN: 1341-7983; 1884-1473
• DOI: 10.6014/jjomm1995.11.65

我々は, 三叉神経支配領域に生じた早期帯状疱疹の症例を経験した。患者は62歳の女性で, 左側顔面, 舌, 下唇に生じた水疱と疼痛を主訴として来院した。 帯状疱疹の診断のもと, 患者には抗ウィルス剤としてアシクロビルが投与された。薬剤は有効に作用し, 患者は神経痛様疼痛や顔面神経麻痺などの後遺症を残すことなく軽快退院した。