内分泌障害を伴ったPOEMS症候群の1例

POEMS症候群は形質細胞の増殖異常と多発神経炎を中核とした多臓器病変を伴う疾患である.症例は32歳男性.倦怠感を機に副腎皮質機能低下症と診断されコートリルが投与されたが,諸症状の改善を認めず精査入院となった.その後POEMS症候群と診断,自己末梢血幹細胞移植を施行された.内分泌障害を機に診断されたPOEMS症候群の1例であり移植後軽快状態にあり,現在内分泌障害の改善を経過観察中である....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 100; no. 10; pp. 3038 - 3040
Main Authors 植田, 晃広, 早川, 伸樹, 岡村, 智子, 織田, 直久, 鈴木, 敦詞, 恵美, 宣彦, 高柳, 武志, 稲熊, 容子, 伊藤, 幸, 伊藤, 光泰
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2011
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.100.3038

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Summary:POEMS症候群は形質細胞の増殖異常と多発神経炎を中核とした多臓器病変を伴う疾患である.症例は32歳男性.倦怠感を機に副腎皮質機能低下症と診断されコートリルが投与されたが,諸症状の改善を認めず精査入院となった.その後POEMS症候群と診断,自己末梢血幹細胞移植を施行された.内分泌障害を機に診断されたPOEMS症候群の1例であり移植後軽快状態にあり,現在内分泌障害の改善を経過観察中である.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.100.3038