ホスホリルコリン舌下ならびに経鼻免疫に対する粘膜および全身免疫応答

はじめに : ホスホリルコリン (PC) は, 肺炎球菌やインフルエンザ菌を含む多くの細菌の構成成分であり, 抗原性を持つことが知られている. そこでマウスにPCを舌下および経鼻投与し, PC特異的免疫応答および有効性と安全性を検討した. 対照と方法 : BALB/cマウスにPCを舌下および経鼻投与した. さらにそれぞれをコレラ毒素 (以下CT) 単独投与群 (CT群) とPC-keyhole limpet hemocyanin+CT投与群 (PC-KLH+CT群) に分け, 4群でPC特異的免疫応答を比較した....

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Published in日本耳鼻咽喉科学会会報 Vol. 122; no. 1; pp. 77 - 78
Main Authors 間世田, 佳子, 大堀, 純一郎, 田中, 紀充, 永野, 広海, 宮下, 圭一, 黒野, 祐一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会 20.01.2019
日本耳鼻咽喉科学会
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Summary:はじめに : ホスホリルコリン (PC) は, 肺炎球菌やインフルエンザ菌を含む多くの細菌の構成成分であり, 抗原性を持つことが知られている. そこでマウスにPCを舌下および経鼻投与し, PC特異的免疫応答および有効性と安全性を検討した. 対照と方法 : BALB/cマウスにPCを舌下および経鼻投与した. さらにそれぞれをコレラ毒素 (以下CT) 単独投与群 (CT群) とPC-keyhole limpet hemocyanin+CT投与群 (PC-KLH+CT群) に分け, 4群でPC特異的免疫応答を比較した.
ISSN:0030-6622
1883-0854
DOI:10.3950/jibiinkoka.122.77