TG13:胆囊ドレナージの臨床的位置づけは

早期腹腔鏡下胆囊摘出術は軽症胆囊炎における第一選択の治療法である。しかし,中等症以上の胆囊炎では重篤な合併症である胆道損傷などのリスクを考慮する必要がある。胆囊ドレナージは早期手術のリスクを有する例に対するサルベージ療法と位置づけられる。具体的には,保存的治療に反応しない胆囊炎のうち,①中等症以上の急性胆囊炎,②surgical high riskのため手術が行えない,③患者の手術拒否,④施設の事情により早期手術が行えない,などが適応となる。...

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Bibliographic Details
Published in日本腹部救急医学会雑誌 Vol. 34; no. 3; pp. 645 - 648
Main Authors 高田, 忠敬, 露口, 利夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本腹部救急医学会 2014
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ISSN1340-2242
1882-4781
DOI10.11231/jaem.34.645

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Summary:早期腹腔鏡下胆囊摘出術は軽症胆囊炎における第一選択の治療法である。しかし,中等症以上の胆囊炎では重篤な合併症である胆道損傷などのリスクを考慮する必要がある。胆囊ドレナージは早期手術のリスクを有する例に対するサルベージ療法と位置づけられる。具体的には,保存的治療に反応しない胆囊炎のうち,①中等症以上の急性胆囊炎,②surgical high riskのため手術が行えない,③患者の手術拒否,④施設の事情により早期手術が行えない,などが適応となる。
ISSN:1340-2242
1882-4781
DOI:10.11231/jaem.34.645