北海道における木質バイオマスエネルギーの研究・技術開発

2019年度,北海道では年間138万m3の木質バイオマスをエネルギー利用している。その半分以上(72万m3)はFIT(Feed-in Tariff)による大型木質バイオマス発電所での利用であるが,カーボンニュートラルな木質バイオマスのエネルギー利用は今後も需要拡大が期待できる。本ミニレビューでは,木質バイオマス燃料の燃料品質向上のための,水分低減,ペレット燃料,トレファクションに関する北海道での取り組み状況,および新たなサプライチェーンの構築やバイオリファイナリーなどに関する研究について紹介する。...

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Bibliographic Details
Published in木材学会誌 Vol. 68; no. 1; pp. 1 - 7
Main Author 山田, 敦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本木材学会 25.01.2022
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ISSN0021-4795
1880-7577
DOI10.2488/jwrs.68.1

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Summary:2019年度,北海道では年間138万m3の木質バイオマスをエネルギー利用している。その半分以上(72万m3)はFIT(Feed-in Tariff)による大型木質バイオマス発電所での利用であるが,カーボンニュートラルな木質バイオマスのエネルギー利用は今後も需要拡大が期待できる。本ミニレビューでは,木質バイオマス燃料の燃料品質向上のための,水分低減,ペレット燃料,トレファクションに関する北海道での取り組み状況,および新たなサプライチェーンの構築やバイオリファイナリーなどに関する研究について紹介する。
ISSN:0021-4795
1880-7577
DOI:10.2488/jwrs.68.1