肝移植実施施設における肝移植内科医の現状と課題
「国内における肝移植の概況」肝臓は右の肋骨に守られるようにして存在する臓器であり, 蛋白の合成や栄養の貯蔵, 有害物質の解毒や分解, 胆汁の合成や分泌といった機能を司っている. ウイルス感染や飲酒, 肥満(生活習慣)が原因で慢性肝炎になると, その後10~20年近くかけ肝炎が進行し肝硬変に至り, 黄疸や腹水, 消化管出血や肝性脳症等の肝不全症状が出現する. 肝移植は, 非代償性となった肝不全や緊急に肝移植を施行しないと短期間に死亡が予想される疾患群に対し適応される. 脳死肝移植適応評価委員会・肝臓学会肝移植委員会によると, 脳死肝移植の適応疾患は, 急性肝不全昏睡型・遅発性肝不全(late o...
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Published in | 移植 Vol. 56; no. 4; pp. 347 - 351 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本移植学会
2021
日本移植学会 |
Subjects | |
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