CARTOSOUNDを用いたmergeの評価

背景 : 2012年 4月よりCARTOSOUNDがCARTO mergeの新たな手法として日本に導入され注目されている.  目的・方法 : 2012年 5月~ 9月まで当院で心房細動に対してCARTOSOUNDを用いて肺静脈隔離術を施行した連続38名を後方視的に調査した. CFAEを追加した症例と 2回目以降の肺静脈隔離術は除外した.  結果 : 症例は27名で男性21名, 女性 6名, 平均年齢 66±1歳, Paf 20名, PeAf 7名であった. SOUNDmergeでのmatch registrationは平均1.54±0.05mm, 最大値5.23±0.25mmで, アブレーショ...

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Published inShinzo Vol. 45; no. SUPPL.3; pp. S3_44 - S3_46
Main Authors 鈴木, 誠, 松村, 昭彦, 水上, 暁, 橋本, 裕二, 大野, 真紀
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本心臓財団 2013
Japan Heart Foundation
Subjects
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ISSN0586-4488
2186-3016
DOI10.11281/shinzo.45.S3_44

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Summary:背景 : 2012年 4月よりCARTOSOUNDがCARTO mergeの新たな手法として日本に導入され注目されている.  目的・方法 : 2012年 5月~ 9月まで当院で心房細動に対してCARTOSOUNDを用いて肺静脈隔離術を施行した連続38名を後方視的に調査した. CFAEを追加した症例と 2回目以降の肺静脈隔離術は除外した.  結果 : 症例は27名で男性21名, 女性 6名, 平均年齢 66±1歳, Paf 20名, PeAf 7名であった. SOUNDmergeでのmatch registrationは平均1.54±0.05mm, 最大値5.23±0.25mmで, アブレーションポイントとCTとのずれは平均3.04±0.30mm, 最大値9.80±0.71mmであった. アブレーションポイントのずれの最大部位は左側62%で, 特に左上37%と最多であった. 左右合わせると74%で上下方向にずれ, roof側へ偏移する傾向を認めた.  考察 : SOUND mergeを行う場合, 特にroof側のずれに注意して焼灼を行う必要があると考えられた.
ISSN:0586-4488
2186-3016
DOI:10.11281/shinzo.45.S3_44