80歳以上高齢者C型慢性肝疾患に対するダクラタスビル/アスナプレビル治療の有効性と副作用の検討

超高齢社会を迎えてC型慢性肝疾患の患者も高齢化している.経口の抗ウイルス薬の登場で,80歳以上の高齢者も治療が可能になった.今回我々は,80歳以上高齢者におけるダクラタスビル/アスナプレビル治療の効果や副作用について調べ,80歳未満群と比較検討した.その結果,副作用,投与中断例の頻度に両群間で有意差はなく,ダクラタスビル/アスナプレビル治療は80歳以上の高齢者にも有効な治療法であると思われた....

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Published in日本老年医学会雑誌 Vol. 55; no. 2; pp. 284 - 286
Main Authors 里見, 和彦, 新井, 修, 明石, 瑛美子, 大元, 謙治, 戸田, 真司, 木村, 泰彦, 乾口, 芙美恵, 大野, 勝志, 柴田, 憲邦, 日向, 眞
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本老年医学会 25.04.2018
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ISSN0300-9173
DOI10.3143/geriatrics.55.284

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Summary:超高齢社会を迎えてC型慢性肝疾患の患者も高齢化している.経口の抗ウイルス薬の登場で,80歳以上の高齢者も治療が可能になった.今回我々は,80歳以上高齢者におけるダクラタスビル/アスナプレビル治療の効果や副作用について調べ,80歳未満群と比較検討した.その結果,副作用,投与中断例の頻度に両群間で有意差はなく,ダクラタスビル/アスナプレビル治療は80歳以上の高齢者にも有効な治療法であると思われた.
ISSN:0300-9173
DOI:10.3143/geriatrics.55.284