実験的骨減少症モデルに対するCXD法の検討

実験的骨減少症モデルと考えられている卵巣摘出 (OVX) ラットの大腿骨の骨塩量を CXD 法を用いて生体骨及び摘出骨の測定を行った. レ線条件を工夫することによりOVX群は術後3ケ月で生体骨及び摘出骨ともコントロール群と比べて有意に骨塩量の減少が確認された. 更に, 生体骨及び摘出骨にも相関関係が認められた. これらの結果からCXD法は動物生体骨でも測定可能であり, 薬物効果など今後の骨量評価にも充分有効であることが示唆された....

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 50; no. 4; pp. 1107 - 1110
Main Authors 東野, 英明, 谷口, 典正, 川本, 正純, 遠藤, 宏, 金井, 成行
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 西日本整形・災害外科学会 2001
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.50.1107

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Summary:実験的骨減少症モデルと考えられている卵巣摘出 (OVX) ラットの大腿骨の骨塩量を CXD 法を用いて生体骨及び摘出骨の測定を行った. レ線条件を工夫することによりOVX群は術後3ケ月で生体骨及び摘出骨ともコントロール群と比べて有意に骨塩量の減少が確認された. 更に, 生体骨及び摘出骨にも相関関係が認められた. これらの結果からCXD法は動物生体骨でも測定可能であり, 薬物効果など今後の骨量評価にも充分有効であることが示唆された.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.50.1107