国立保健医療科学院における地域歯科保健に携わる人材の育成

令和4年の基本的事項(第一次)最終評価の結果等を踏まえ,令和5年に歯科口腔保健の推進に関する基本的事項(第二次)「歯・口腔の健康づくりプラン」が策定された.「歯・口腔の健康づくりプラン」では,基本的事項(第一次)の第五に含まれていた重要事項を独立させ「第四 歯科口腔保健を担う人材の確保・育成に関する事項」が新設された.この事項において「人材の確保及び資質の向上を図るため,国において総合的な企画及び調整等に係る能力の養成に重点を置いた研修の充実を図るとともに,都道府県において,市町村,医療保険者,地域の歯科医師会・医師会等の関係団体と連携しつつ,最新の科学的知見に基づく研修の充実を図ること」の必...

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Published in保健医療科学 Vol. 73; no. 5; pp. 384 - 390
Main Authors 三浦, 宏子, 玉置, 洋, 田野, ルミ, 福田, 英輝
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 国立保健医療科学院 26.12.2024
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ISSN1347-6459
2432-0722
DOI10.20683/jniph.73.5_384

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Summary:令和4年の基本的事項(第一次)最終評価の結果等を踏まえ,令和5年に歯科口腔保健の推進に関する基本的事項(第二次)「歯・口腔の健康づくりプラン」が策定された.「歯・口腔の健康づくりプラン」では,基本的事項(第一次)の第五に含まれていた重要事項を独立させ「第四 歯科口腔保健を担う人材の確保・育成に関する事項」が新設された.この事項において「人材の確保及び資質の向上を図るため,国において総合的な企画及び調整等に係る能力の養成に重点を置いた研修の充実を図るとともに,都道府県において,市町村,医療保険者,地域の歯科医師会・医師会等の関係団体と連携しつつ,最新の科学的知見に基づく研修の充実を図ること」の必要性が明記されている. 国立保健医療科学院では,地域の状況に応じた計画策定,および評価に基づく計画の見直しができる能力の修得を目標として,地域歯科保健に携わる自治体職員を対象とした「歯科口腔保健の推進のための企画・運営・評価研修」を実施している.本稿では,基本的事項において特出された歯科口腔保健を担う人材育成について,国立保健医療科学院で行っている養成訓練の状況を,過去の実績を踏まえて概説する.
ISSN:1347-6459
2432-0722
DOI:10.20683/jniph.73.5_384