写真のショートケーキは舐めたら甘いか?:4~5歳児の写真の表象性理解の発達
本研究は,幼児期における写真の表象性理解の発達プロセスを探る一環として,写真には視覚以外の感覚属性も備わっていると4–5歳の子どもがみているか否かを調べた。実験1では,味覚,触覚,嗅覚,聴覚の4つの感覚モダリティに対応する実物(ショートケーキ,サボテン,バラ,鈴)とその写真を用意し,実物と同じ感覚属性がそれぞれの写真刺激に対しても感じられるか否か(例:鈴の写真は振れば音がするか否か)を尋ねた。実験2では特に色彩の効果に焦点を当てて,ショートケーキ(味覚)とチクチクボール(触覚)のカラー写真とモノクロ写真に対して,実験1と同様の質問を4–5歳児に行った。その結果,実験1では感覚モダリティの違いに...
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Published in | 発達心理学研究 Vol. 32; no. 1; pp. 37 - 48 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本発達心理学会
2021
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