高齢者肺炎患者における呼吸理学療法の早期開始効果について

高齢者肺炎患者に対して，呼吸理学療法早期開始が日常生活動作および在院期間へ及ぼす影響を調査した．早期開始群11例（平均年齢81.6歳，理学療法処方までの日数1.9日），従来開始群10例（78.7歳，12.6日）で，入院前と比較したFIM達成度は早期開始群で有意にFIMの改善がみられ，在院日数も短縮していた．呼吸理学療法の早期開始は廃用症候群の予防と在院期間の短縮に効果があることが示された．...

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Published in日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 Vol. 19; no. 1; pp. 71 - 76
Main Authors 矢満田, 恵子, 吉田, 栄子, 小林, 俊夫, 山田, 雪雄, 瀧澤, 弥恵, 丸山, 陽一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 30.06.2009
Subjects
FIM
呼吸理学療法
廃用症候群
高齢者肺炎
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ISSN1881-7319
2189-4760
DOI10.15032/jsrcr.19.1_71

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Summary:高齢者肺炎患者に対して，呼吸理学療法早期開始が日常生活動作および在院期間へ及ぼす影響を調査した．早期開始群11例（平均年齢81.6歳，理学療法処方までの日数1.9日），従来開始群10例（78.7歳，12.6日）で，入院前と比較したFIM達成度は早期開始群で有意にFIMの改善がみられ，在院日数も短縮していた．呼吸理学療法の早期開始は廃用症候群の予防と在院期間の短縮に効果があることが示された．
ISSN:1881-7319
2189-4760
DOI:10.15032/jsrcr.19.1_71